生理痛の治療薬(月経が来なくなる薬)ジエノゲストについて

毎月強い生理痛で困っている方がこの薬を毎日飲み始めると2~3ヶ月くらいで月経が無くなります。
毎月の月経が無いのでもちろん生理痛も無い、月経前の不快な症状(月経前症候群)も無い 快適な生活になります。
「月経が無くなったら身体に害があるのでは?」または「子供が産めなくなるのでは?」などこのようなことを心配する方は多いと思います。
しかしこのような心配は、全くありません。
長期間この薬を飲み続けて月経が無い状態が4、5年つづいても内服を中止すれば月経が再開し妊娠、出産が可能になります。
妊娠しづらくなったり、身体に悪い影響が出る事は全くありません。

またジエノゲストはLEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)に比べて良い点がたくさんあります。
まずLEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)と違って飲み始めた最初の1、2ヶ月に起こる吐き気、頭痛、むくみ等の副作用がありません。また頻度は極めて低いのですがLEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)で起こりうる血栓症の心配がありません。
ジエノゲストはLEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)と比べ鎮痛効果が非常に高い薬です。LEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)では多少残る生理痛が完全消失し快適な生活を送れます。
費用が1月あたり700円(保険診療)と安価です。
LEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)は700~1,200円くらいかかります。
月経の無い、生理痛も無い、また月経中、月経前、排卵期に起こる吐き気、頭痛、イライラ、気分の落ち込み等が全く無い1年中快適な生活を過ごせる薬がジエノゲストです。

ただし多少のデメリットもあります。
LEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)は1日1回飲めば良いがジエノゲストは1日2回飲まなければなりません。
LEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)は、ほとんど妊娠することはありませんが、ジエノゲストは、妊娠を完全に避けることはできません。避妊の必要がある方はLEP(低用量卵胞ホルモン黄体ホルモン配合薬)をお勧めします。

そして、ジエノゲストの一番大きな副作用は不正出血です。
ジエノゲストは、最初は月経中に飲み始めます。すると飲み始めて1ヶ月くらい経過する頃に月経のような出血が始まる方が多いようですが飲み始めて2ヶ月~3ヶ月で月経が来なくなります。ただし7~8割の方に少量の性器出血があります。
この性器出血は、個人差があります。性器出血が時々2、3日続く方、1週間以上続く方、2~3週間続く方、様々です。しかし飲み始めて1ヶ月後に起こる月経様出血以外は少量であることが多いです。
そして一番大事なことはこれらの性器出血は、内服しはじめてから2、3ヶ月で7割の方は無くなります。また9割の方が6ヶ月以内に無くなります。
9割の方が6ヶ月以内に不正出血の副作用が治まり月経が無くなりますが、残念ながら性器出血が6ヶ月以上続く方が1割程度います。

ここで患者さんにアピールしたいことはジエノゲストが効かない方がいることは確かですがそれは10%未満で90%以上の方がジエノゲストを内服することで6ヶ月後には月経が無い性器出血も無い快適は生活を送る事ができるので性器出血があってもがんばって6ヶ月間飲み続ける事が大事です。

医院概要

千葉県千葉市の婦人科・産婦人科たじま産婦人科医院

所在地
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千葉県千葉市稲毛区小仲台6-3-7
電話
043-251-8197
最寄駅
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診療時間
9:00~12:00 -
15:00~18:00 - -

休診日:土曜午後・日曜・祝日

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※○は院長の外来を担当します。☆は西脇哲二医師が外来を担当します。

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